「都市における熱エネルギーの有効利用に向けて」

　原子力発電の進展が不透明な現在、エネルギー需給安定、地球温暖化問題の両面で，需要側のエネルギー利用効率の向上，再生可能エネルギーの普及拡大がこれまでになく求められています。

　電気の分野では再生可能エネルギー電力の全量買取制度が導入されようとしており，大規模集中システムと分散システムのあり方が見直されつつあります。

　熱の分野に関しては，国内の最終エネルギー消費全体の34％（2008年度）を民生部門（住宅部門，業務部門）が占めている中で，家庭部門の55％を占める給湯・暖房用のエネルギー源の86％は化石燃料により賄われており，業務部門の34％を占める給湯・暖房用のエネルギー源の92％は化石燃料により賄われています。この現状を踏まえ化石燃料使用の節減に向けて，今後、各種排熱や下水、河川水、海水などの温度差、所謂未利用エネルギーを活用したシステムの普及が期待されます。

　今回の近畿支部地区講演会では、この分野で研究を進められている大阪市立大学中尾教授を講師としてお招きし、都市における熱エネルギーの有効利用というタイムリーな課題についてご講演いただきます。

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主　催	(社)空気調和・衛生工学会近畿支部
協　賛	(社)建築設備技術者協会近畿支部
日　時	平成24年2月28日（火）15：00-16：30
場　所	キャンパスポート大阪 ルームＤ＋Ｅ （大阪市北区梅田1-2-2-400 大阪駅前第2ビル4階）
定　員	80名（定員に達し次第締め切らせていただきます）
プログラム	「都市における熱エネルギーの有効利用に向けて」 講師：大阪市立大学 教授　中尾　正喜
参加費	無料
申込方法	参加ご希望の方は、申込フォームからお申込み下さい。 申込受付後、受講票をメール致します。詳細は､近畿支部にお問合わせ下さい。

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（社）空気調和・衛生工学会近畿支部
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