第36回学術研究発表会(大阪)

平成18年度空気調和・衛生工学会近畿支部学術研究発表会
近畿支部研究発表優秀論文



平成18年度空気調和・衛生工学会近畿支部学術研究発表会
近畿支部研究発表優秀論文の選考結果について
(社)空気調和・衛生工学会近畿支部
支部長 吉田 治典
学術研究発表委員会主査 相良 和伸

 空気調和・衛生工学会近畿支部では、平成19年3月22日に開催されました平成18年度近畿支部学術研究発表会に際し、「近畿支部研究発表優秀論文」を選定することとし、厳正に審査した結果、下記の6編の論文を選考いたしました。


A-8 おいの主観評価における入室法と臭袋法との比較
(その2)検臭臭気作成法の改善と主観評価実験結果
前田洋子(大阪大)・相良和伸(大阪大)・山中俊夫(大阪大)・
甲谷寿史(大阪大)・古芝由希子(大阪大)
[審査評]本論文は、においに対する心理反応を定量的に把握する方法として使われている入室法と臭袋法について、α?ピネンを対象として両者の方法の差異を検証するために、実験手順を改良して行った主観評価実験の概要と結果について報告したものである。テーマの新規性と学術貢献性が高く評価できることから優秀論文に値する論文と判定した。
  
A-10 河川水利用地域熱供給システムの性能検証・評価に関する研究
(第4報)2005年?2006年の運転性能評価
丹羽英治(日建設計総合研究所)・相良和伸(大阪大)・下田吉之(大阪大)・
中澤和弘 (関西電力)・国松洋三(関電エネルギー開発)・三浦光城(関西電力)
[審査評]本論文は、河川水を熱源のヒートソース、ヒートシンクとして熱源システムの効率向上を図るとともに、大気への排熱を抑制して周辺に対する影響を和らげる対策を講じた地域熱供給システムの2年間の運転実績と年間性能検証・評価の結果を報告したものである。工学応用性が高く評価できることから優秀論文に値する論文と判定した。
  
A-21 実建物を用いたシミュレーションによるベースライン推定法の検証
張兆明(京都大)・吉田治典(京都大)・岩田卓郎(京都大)・
宮田征門(京都大)・田邊陽一(大阪府)・柳澤忠宏(大阪府)
[審査評]本論文は、省エネルギー改修前のエネルギー消費量を推定するモデルに含まれる熱負荷推定モデルの精度の検証を行い、シミュレーションを用いて建物負荷の変動要因の変化による熱負荷の変化が適切に推定可能かどうか検討したものである。テーマの新規性と工学応用性が高く評価できることから優秀論文に値する論文と判定した。
  
A-48 PCMを組み込んだソーラーチムニーの換気量予測に関する研究
(その2)ソーラーチムニーの換気量シミュレーション
金子豊(大阪大)・相良和伸(大阪大)・山中俊夫(大阪大)・
甲谷寿史(大阪大)
[審査評]本論文は、PCMを組み込んだソーラーチムニーについて、空気層の境界層厚さを考慮に入れた換気量予測モデルを提案し、チムニーの様々なパラメータを設定してシミュレーションを行い、チムニーの最適設計を目的とした換気性能の検討結果を報告したものである。工学応用性が高く評価できることから優秀論文に値する論文と判定した。
  
A-53 MM5?CMAQを用いた平日/休日間のオゾン濃度の検討
瀬戸文久(大阪大)・加賀昭和(大阪大)・近藤明(大阪大)・
井上義雄(大阪大) ・Shrestha Kundan Lal(大阪大)
[審査評]本論文は、メソスケールの気象を予測する数値モデルであるMM5と大気質の移流、拡散、反応モデルであるCMAQを用いて、同一気象条件下で、平日と休日の大気汚染物質排出量を用いて計算し、大気中のオゾン濃度の違いを検討したものである。テーマの新規性と学術貢献性が高く評価できることから優秀論文に値する論文と判定した。
  
A-58 業務用厨房における高効率排気システムに関する研究
(その1)整流板を有する高捕集率排気フードの検討
千原志穂(大阪大)・相良和伸(大阪大)・山中俊夫(大阪大)・
甲谷寿史(大阪大)・大黒賢宏(大阪ガス)・廣田一弘(大阪ガス)
[審査評]本論文は、業務用厨房を対象とした高効率排気フードに関して、フード内部に設置される整流板が捕集率に及ぼす影響について検討するために行った可視化実験とCFD解析の概要と結果を報告したものである。工学応用性とプレゼンテーションが高く評価できることから優秀論文に値する論文と判定した。



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