環境工学研究会(大阪)
低炭素型都市・建築創出のための環境設計と対策技術、評価手法
地球温暖化などの気候変動に対応する持続可能性に配慮しつつ、健康・快適も実現可能な低炭素型の都市・建築空間の計画・設計手法の構築が必要となっている。これを実現するため、近年、多様な対策技術の開発、環境評価手法の提案、計画・設計での試行が行われている。本研究会では、関西に集結した3人の吉田先生より注目される技術・事例を報告し、低炭素型都市・建築創出のあり方を考える。
主 催 :公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
協 賛 :(社)建築設備技術者協会近畿支部
日 時 :平成28年9月27日(火) 15:00~17:00
会 場 :大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)
大会議室2
(大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500)
題 目 1)低炭素型熱環境の創出
報告者:吉田伸治(奈良女子大学)
内 容:新たな建物開口部の遮熱手法として注目される再帰反射フ
ィルム(入射する近赤外線を鉛直上方に反射するフィルム)
の建物窓面への設置が、屋外空間の熱環境形成に与える影
響の分析結果を報告し、低炭素型熱環境創出を考える。
2)温熱快適性を考慮した建築外部空間の環境設計
報告者:吉田篤正(大阪府立大学)
内 容:都市部でのヒートアイランド現象に起因する気温の上昇に
より、熱中症患者の増加などの健康被害は無視できないも
のになっている。人間の生理・心理応答を考慮した屋外空
間における温熱快適性の評価について報告し、天候変化や
建築外部空間での歩行を想定した場合の温冷感予測につい
ても言及する。
3)低炭素型ライフスタイルを実現する都市・地域環境の創生
報告者:吉田友紀子(大阪大学)
内 容:人口が集中する都市域において生活行動に伴うCO2排出の
抑制は、都市環境の計画・管理を行う上できわめて重要な
課題である。都市における低炭素型ライフスタイルの提案
と、それを実現する都市環境の創生、都市域でのサステイ
ナブル・キャンパス計画に関して報告する。
参 加 費 環境工学研究会に登録されている方 無料
一般 2,000円(資料代を含む)
申込方法 ご希望の方は、平成28年9月20日(火)までに、ホームページ上の
申込フォームから申し込み下さい。
kinki-shasej.org/form/form20160706/form.cgi
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F
電話(06-6612-8857) FAX(06-6616-7098)
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