環境工学研究会(大阪)
~振興賞技術振興賞、支部学術研究発表会奨励賞の成果報告~
振興賞技術振興賞は、設備の計画・設計・施工に関する業績、開発に関する技術、装置・製品などの発明・考案、施工技術の業績についての表彰であり、今回は近畿支部から技術振興賞3件が選考されました。また若手研究者・技術者の育成を意図し、支部学術研究発表会奨励賞では学術研究発表部門5編、技術報告発表部門1編が選考されました。本成果報告会では技術振興賞の他、若手の発表の機会を増やし、交流を図るため、支部学術研究発表会奨励賞を合わせて紹介します。
主 催 :公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
協 賛 :一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部
日 時 :2017年7月21日(金) 14:00~17:00
会 場 :ドーンセンター 大会議室2
大阪市中央区大手前1丁目3番49号 ドーンセンター TEL 06(6910)8500
題 目 □支部学術研究発表会奨励賞の成果報告
(所属は研究発表会時のもの)
学術研究発表部門
1)長距離空気砲の性能及び渦輪の気流特性検証実験
報告者:森脇 丈太郎(立命館大学)
2)温泉の熱回収に関する研究-熱交換器の性能劣化特性と形状の検討-
報告者:柊本 一成(大阪市立大学)
3)在室者から発生する汚染質の評価手法に関する研究(その6)在室
者の体臭制御がにおいの主観評価に及ぼす影響
報告者:池田 馨(大阪大学)
4)大気質モデルを用いたウランバートルにおける大気汚染シミュレーション
報告者:福原 崚汰(大阪大学)
5)住宅都市ガス・水道使用データに基づく用途別給湯需要の推定
報告者:上林 由果(大阪大学)
技術報告発表部門
6)デマンドレスポンス対応氷蓄熱システムの設計と実施
報告者:安心院 智(竹中工務店)
□技術振興賞の成果報告
1)関西電力南大阪営業所における省エネルギー計画と運用実績の検証・評価
報告者:山口 麻有(関西電力㈱)
内 容:『環境・人にやさしい次世代型営業所』として計画された事
務所である。通常は制御がメーカー任せであるビル用マル
チ空調機に対して、外部から運転指令が可能な制御システ
ムを開発・導入し、快適性を損なわずにCOP向上を図る高
効率運転制御や、室内環境の急な変化を伴わない連続デマ
ンド制御を実現している。また、建物設備の運用改善と省
エネルギー推進に取り組んだ結果、設計目標を上回る省エ
ネルギー性能を達成している。
2)立命館中学校高等学校
報告者:宮崎 裕輔(鹿島建設㈱)
内 容:移転に伴う新キャンパス整備工事である当プロジェクトで
は、「日本最先端のエコスクール建設」という大きなテーマ
を目標に掲げた。特徴として、①敷地の地域性というポテ
ンシャルを利用し、自然エネルギーを最大限活用した。②
生徒達のエコキャンパス活動への積極的な参加を誘発する
「試す化」を導入。③教室の室内環境と学習効果の関連性
に着目し、環境性能実測・検証と知的生産性(学習効率)
の関係性について考察した。
3)ヤンマー本社ビル“YANMAR FLYING-Y BUILDING”
報告者:水出 喜太郎(㈱日建設計)
内 容:大阪梅田に建つ都市型環境共生建築として多様な省エネル
ギー技術を導入し、Zero CO2-Emission Buildingを志向し
た。具体的には、コージェネレーションシステムを中心と
した複数のオンサイト発電と選択可能型排熱利用、自然
エネルギーの活用と都市環境への貢献・訴求、放射モード/
対流モード可変型の空気式放射冷暖房などの技術によって、
竣工時目標の年間CO2削減率55.0%を上回る、59.7%削減
を達成した。
参 加 費 環境工学研究会に登録されている方 無料
一般 2,000円(資料代を含む)
申込方法 ご希望の方は、2017年7月14日(金)までに、ホームページ上の申込フ
ォームから申し込み下さい。
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F
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