環境工学研究会(大阪)
「ウェルネスオフィスと環境設備」
ESG(Environment,Social,Governance)投資に国際的な関心が高まりつつあり、企業に対して地球温暖化や従業員の働き方・健康・快適性などへの対応が強く求められている。建物に対しては、環境負荷低減に加えて環境性,健康性,快適性について、これまで以上に重要なファクターになると考えられる。このような中で、ウェルネスオフィスが注目されている。
今回は、ウェルネスオフィスと環境設備をテーマとして、最新事例であるYKK80の環境設備計画と竹中工務店東関東支店ZEB化改修を紹介し、今後の空調を含めた環境設備の方向性について考える。
主催:(公社)空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:(一社)建築設備技術者協会近畿支部
日時:平成30年6月15日(金) 15時~17時
会場:大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)大会議室3
(大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500)
講演題目・報告者・内容
1.YKK80の環境設備計画
報告者 水出喜太郎 (日建設計 エンジニアリング部門 設備設計グループ 設備設計部長)
内 容 YKK80ビルでは、快適性と省エネルギーを両立するため、温度・湿度・気流・放射
を整える微気流併用放射空調をはじめ、多くの技術をホリスティックに採用して
執務空間のクオリティを高めている。世界企業の本社ビルとして働く全ての人の
健康と、地球環境への配慮を示し、LEED-CS プラチナ認証、ASHRAE Technology
Awards 2017 First Placeを受賞し国際的な評価を得ている。
2.竹中工務店東関東支店ZEB化改修
報告者 田中 宏治 (竹中工務店 東京本店設計部設備部門 グループ長)
内 容 本プロジェクトは実用オフィスビルを新しいワークスタイルのネット・ゼロエネルギ
ービルに改修した。オフィスを稼働させながら、本格的な外装の改修工事を行い、先
進的なZEB技術を導入することにより、ネットZEBを達成している。さらには快適性・
知的生産性を向上させ、災害時に備えたBCP性能の向上も図っている。
参 加 費:環境工学研究会会員 無料 非会員2000円(資料代を含む)
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
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