国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals :通称SDGs)の達成に向けて、政府及び全産業において取り組みが進められている。建築産業においても、SDGsの17のゴールへの対応が求められており、エネルギーと気候変動対策としてのZero Energy Building(ZEB)の推進、健康と働きがい・技術革新につながる働き方を含めたワークプレイスが重要なファクターになると考えられる。
今回は、「SDGs時代におけるZEBとワークプレイスの視点」をテーマとして、都市部の高層事務所ビルにおけるZEBの実現「近畿産業信用組合本店」、働き方改革を進める施設計画「竹中技術研究所リニューアル」について紹介し、今後のSDGs時代におけるZEBとワークプレイスの方向性について考える。
主催:(公社)空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:(一社)建築設備技術者協会近畿支部
日時:2020年8月21日(金) 15時~17時
会場:大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)特別会議室
(大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500)
講演題目・報告者・内容
1.都市部の高層事務所ビルにおけるZEBの実現 「近畿産業信用組合本店」
報告者 永吉敬行 (大成建設 関西支店 設計部 プロジェクト・エンジニア)
内 容 従来のZEBを達成した建物は、外壁率が低く日射負荷等の外乱が比較的小さい郊外低層型が多い。一方、外壁率が高く、敷地建物広さが限られる都市高層型は郊外低層型に比べてZEBの実現が難しい。都市部の高層事務所ビルにおいて、各種の省エネルギー技術を積み重ねることでZEB Readyを実現した建物の紹介を行う。
2.新価値創造力の向上を目指した研究施設計画 「竹中技術研究所リニューアル」
報告者 和田一樹 (竹中工務店 技術研究所 建築環境部門 グループ長)
内 容 「新価値創造力の向上」を目指し、一人ひとりの創造性が高まる環境、オープンイノベーションを促進する環境を実現するため、既成概念にとらわれないゾーニング・空間設計と最新の建築・設備・情報技術を適用し、オフィスエリアを大規模にリニューアルした。改修計画や適用した開発技術、運用後の現況について紹介する。
参加費:環境工学研究会会員 無料 非会員2,000円(資料代を含む)
申込方法 ご希望の方は、2020年8月14日(金)までに以下の申し込みページからお申し込みください。
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F
電話(06-6612-8857) FAX(06-6616-7098)
E-mail:office@kinki-shasej.org