振興賞技術振興賞は、設備の計画・設計・施工に関する業績、開発に関する技術、装置・製品などの発明・考案、施工技術の業績についての表彰であり、今回は近畿支部から技術振興賞3件が選考されました。また若手研究者・技術者の育成を意図し、支部学術研究発表会奨励賞では学術研究発表部門4編、技術報告発表部門1編が選考されました。本成果報告会では技術振興賞の他、若手の発表の機会を増やし、交流を図るため、支部学術研究発表会奨励賞を合わせて紹介します。
主 催 :公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
協 賛 :一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部
日 時 :2022年7月15日(金) 14:00~17:00
会 場 :ZoomによるWEB配信
題 目 □支部学術研究発表会奨励賞の成果報告
(所属は研究発表会時のものです)
学術研究発表部門
1)大学講義室内における置換換気性能に関する研究 (Part3) Effect of Contaminant Source Position on Transient Spread of Contaminant Based on CFD Analysis
報告者:Essa Aya(大阪大学)
2)冷房設定温度が吸放湿材貼付による省エネルギー効果に及ぼす影響
報告者:廣岡 志穂(大阪市立大学)
3)室内のCO2濃度が人の生産性と生理心理量に及ぼす影響に関する研究 タイピング・計算による作業性・疲労度の検証
報告者:坂井 遥祐(立命館大学)
4)診察室における感染予防対策としての局所換気システムの性能評価に関する研究 (その2)対面者からの飛沫核暴露による在室者の感染リスクに関する検討
報告者:吉原 隼(大阪大学)
技術報告発表部門
1)BIMと連携した配管性能検査手法の開発と報告
報告者:五十嵐 賢(竹中工務店)
□技術振興賞の成果報告
1)読売テレビ新社屋の環境・設備計画
報告者:増田 恭大(竹中工務店)
内 容:本建物は、「関西から世界へ情報を発信する」をコンセプトに、賑わいにあふれ、市民に開かれ、社員が生き生きと働く、いわば“広場”としてのテレビ局を目指して計画された。放送施設としての事業継続性、エネルギー消費特性を踏まえた環境性、魅力あるコンテンツ作成に寄与する快適性・知的生産性の最適化を図っている。運用段階の検証にも取り組んできたので、その概要と採用技術等について報告する。
2)SINKO AIR DESIGN STUDIOの空気調和設備
報告者:森元 和也(新晃工業)
内 容:本計画は、空調機器メーカーのショールームと事務所機能を持った展示・交流拠点を新設するものである。本建物の利用者が「感じる、学ぶ、気づく」ことを目的に、フレキシビリティ、快適性・知的生産性と省エネルギー性、空調コンテンツの見える化をキーワードとして、空調が学べる、体感できる空間創りに取り組んだ。
3)近畿産業信用組合本店~都市部における高層事務所ビルのZEBの実現~
報告者:永吉 敬行(大成建設)
内 容:従来のZEBを達成した建物は、外壁率が低く日射負荷等の外乱が比較的小さい郊外低層型が多い。一方、外壁率が高く、敷地建物広さが限られる都市高層型は郊外低層型に比べてZEBの実現が難しい。都市部の高層事務所ビルにおいて、各種の省エネルギー技術を積み重ねることでZEB Readyを実現した建物の紹介を行う。
参加費:環境工学研究会会員無料,非会員2,000円
振込先:三菱UFJ銀行 大久保支店(店番364)
普通預金 1071778
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
開催1週間前までに参加費のお振込みをお願いいたします。
振り込み確認後、閲覧に必要な情報をメールで送信させていただきます。
受講料は払戻し致しませんので、当日参加できない場合は代理参加も可能です。金融機関の払込受領書、もしくは払込完了画面をもって領収書に代えさせていただきます。振込手数料は、申込者にてご負担下さい。
申込方法 ご希望の方は、2022年7月8日(金)までに以下へお申し込みください。
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F
電話(06-6612-8857) FAX(06-6616-7098)
E-mail:office@kinki-shasej.org