環境工学研究会(大阪) 「暑さ対策技術の開発と実践」

近年では夏期になると熱中症による救急搬送や適切な冷房使用推奨のニュースが 当たり前になっている。環境省は「まちなかの暑さ対策ガイドライン」を公表し、社会全体での暑さ対策と熱中症予防対策への取り組みを推進している。企業や自治体においても、日よけ、ミスト、散水などの暑さ対策技術の開発と普及促進に向けた取り組みが進められている。暑さ対策技術の開発と実践の状況を講演頂き、今後の普及の可能性を考える機会とする。

 

主  催 :(公社)空気調和・衛生工学会 近畿支部

協  賛 :(一社)建築設備技術者協会 近畿支部

日  時 :2023929(金)15:0017:00

会  場 :ZoomによるWEB配信

 

題  目 1)実測・CFD解析に基づく日傘の暑熱環境緩和効果の分析

報告者:吉田 伸治(奈良女子大学)

内 容:日傘の使用は、歩行者・滞在者がそれらの行動に基づき夏季暑熱環境に適応する身近な方法の一つである。しかし、日傘の使用が歩行者周りの微気候形成に与える影響については、まだ十分に分析されていない。本稿では、実測、CFD解析によりこの微気候形成機構を分析・評価する取り組みを紹介する。

 

2)直射日光下で周辺気温より低温となる日中放射冷却材料の実現と社会実装

報告者:末光 真大(SPACECOOL

内 容:放射冷却現象によって直射日光下においてゼロエネルギーで周囲より温度低下する素材(日中放射冷却素材)は、持続可能社会の実現の一助として期待されており、近年研究が盛んに行われている。SPACECOOLが開発する本素材の性能を紹介するとともに、社会実装の結果を紹介する。

 

3)立面を濡らす難しさと工夫 ―蒸発冷却ルーバーの開発―

報告者:平山 由佳理(工学院大学)

内 容:打ち水といえば足下に水を撒くイメージが強いが、空間を囲うように、立面にも適用できれ  ば、体感温度を下げる効果が高まる。しかし立面を流れる水は、表面張力によりまとまり、“水みち”に沿って流れてしまう。立面において蒸発冷却面積を増やした工夫について紹介する。

 

参加費:環境工学研究会会員無料,非会員2,000円

振込先:三菱UFJ銀行 大久保支店(店番364)

普通預金   1071778

公益社団法人 空気調和・衛生工学会

 

開催1週間前までに参加費のお振込みをお願いいたします。

振り込み確認後、閲覧に必要な情報をメールで送信させていただきます。

受講料は払戻し致しませんので、当日参加できない場合は代理参加も可能です。金融機関の払込受領書、もしくは払込完了画面をもって領収書に代えさせていただきます。振込手数料は、申込者にてご負担下さい。

 

申込方法  ご希望の方は、2023年9月21日(木)までに以下へお申し込みください。

 

公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部

〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F

電話(06-6612-8857) FAX(06-6616-7098)

E-mail:office@kinki-shasej.org

 


お申し込み終了
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