20世紀は問題を文節し深耕することで解決を図ってきたが、近年の社会課題である脱炭素や感染症予防、限定的な気候変動によるゲリラ豪雨などは広域且つ深刻である。これらの解決には知見の結集が必須であり、給排水衛生分野の果たすべき役割も益々大きくなっている。
まちづくりや建築において人々の豊かな環境創造と環境負荷の低減など課題は多岐に渡る。公衆衛生はもちろん、環境保護からは水資源循環やサーマルリカバリーなど包括的でインクルーシブな衛生計画が重要である。今回の講演会では、2024年秋目前に街開きが迫る うめきた2期(グラングリーン大阪)のまちづくりを通して様々な知見を得たい。
主催:(公社)空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:(一社)建築設備技術者協会近畿支部
日時: 2024年1月26日(金)15時~17時
会場: ZoomによるWEB配信
講演題目・報告者・内容
1.水の課題とLEED, WELLにおけるアプローチ
内容 :脱炭素に向けてカーボン対策が注目されているが、水に関する課題も重要かつ多く存在する。SDGsの目標6の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を実行すると同時に、気候変動に対するレジリエンスや、多様で包摂的かつ公正な社会にする努力も必要である。本講演では、グローバルスタンダードとして認証取得が増えているLEED認証とWELL認証における水に関する課題へのアプローチを紹介する。
報告者:柳瀬 真紀(一般社団法人グリーンビルディングジャパン 共同代表理事)
2.うめきた2期地区開発における先導的技術
内容 :うめきた2期地区開発での給排水衛生分野の取組と環境負荷低減技術の紹介
報告者:藤井 拓郎(株式会社 日建設計)
3.再生可能エネルギーと衛生分野
内容 :足元の熱資源である下水と帯水層の効果的な利用技術
報告者:中尾 正喜(大阪公立大学 特任教授)
4.建物内で発生する厨芥の資源循環技術
内容 :厨芥に加えて排水処理汚泥の搬出量も削減するバイオガスシステム
報告者:岩本 宏(株式会社 竹中工務店)
参加費:環境工学研究会会員 無料、非会員2,000円
振込先:三菱UFJ銀行 大久保支店(店番364)
普通預金 1071778
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
開催1週間前までに参加費のお振込みをお願いいたします。
振り込み確認後、閲覧に必要な情報をメールで送信させていただきます。
受講料は払戻し致しませんので、当日参加できない場合は代理参加も可能です。
金融機関の払込受領書、もしくは払込完了画面をもって領収書に代えさせていただきます。振込手数料は、申込者にてご負担下さい。
申込方法:ご希望の方は、2024年1月19日(金)までに、以下の申し込みボタンからお申し込みください。
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
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