今年も暑い夏が到来する。来年はこの暑い夏に大阪万博が催される。この暑い夏を凌ぐための多様な適応策が提案されている。ミストはこの適応策として多くの人がまず思い当たる対策技術の一つである。しかし、ミストの実装効果の評価については多くの課題が指摘される。この研究会では、実効的なミストの社会実装を勧める上での課題とその利用方法の展望を考える以下の講演を企画する。
主 催 :(公社)空気調和・衛生工学会 近畿支部
協 賛 :(一社)建築設備技術者協会 近畿支部
日 時 :2024年9月20日(金)15:00~17:00
会 場 :大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)
4F 大会議室3
大阪市中央区大手前1丁目3番49号
06-6910-8500
開催方法:会場、及びZoomによるオンライン併用
講演題目・報告者・内容
1)屋外ミスト噴霧環境の温度・湿度評価手法について
報告者:木下 進一(大阪公立大学)
内 容:屋外に設置される暑熱対策設備の性能評価指標の確立と関連して、ミスト噴霧を有するテント下の暑熱緩和効果の評価を目的とし、ミスト噴霧環境での温湿度測定手法を考案し、その適用性を検証した。またミスト噴霧下での疑似発汗効果に関して、ミスト噴霧の有無による人体生理応答への影響を人体熱モデルにより予測した。
2)ミストの気温低下効果の影響範囲と風との関係
報告者:橘高 康介(神戸大学)
内 容:屋外空間でのミスト散布は強風条件下において効果があまり期待できないことが知られているが、実際には広場等のオープンスペースに導入されている事例もある。市街地公園やバス停での測定をベースに、屋外空間におけるミストの気温低下効果の影響範囲と風との関係を報告する。
3)ミストが創る潤いのある生活空間
報告者:渡辺 泰之((株)いけうち)
内 容:ミストは、夏季日中の屋外暑熱環境の悪化に対する適応策、並びに修景、空間演出など多様な効果が期待されており、その導入事例は益々増えている。この講演では、ミスト実装の具体例を示しつつ、更なる普及のための課題、今後に対する期待を整理する。
参加費:環境工学研究会会員無料,非会員2,000円(税込)
会場受講の方は当日受付でお支払いください。
Zoom受講の方は開催1週間前までに参加費のお振込みをお願いいたします。
登録団体は3名まで無料となります。登録団体のご確認は以下のURLでご確認ください。
https://kinki-shasej.org/Info/1282
振込先:三菱UFJ銀行 大久保支店(店番364)
普通預金 1071778
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
オンライン参加のためのURL、及び配布資料については、事前に登録頂いたメールアドレスにご案内します(会場では印刷物の配布は行いません)。受講料は払戻し致しませんので、当日参加できない場合は代理参加も可能です。金融機関の払込受領書、もしくは払込完了画面をもって領収書に代えさせていただきます。振込手数料は、申込者にてご負担下さい。
申込方法 ご希望の方は、2024年9月17日(金)までに、以下の申込フォームから申し込み下さい。
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F
電話(06-6612-8857) FAX(06-6616-7098)
E-mail: office@kinki-shasej.org