ハイブリッド換気システムの現状と未来
日 時 平成17年6月27日(月)14時-16時
会 場 大阪管工事会館 2階 大会議室
題 目・報告者
(1)「ハイブリッド換気システムの設計法及び実例」 近本智行(立命館大学)
従来、自然換気は自然の力頼みで運用されてきており、換気量や冷却能力が必要とするに足らなければ、窓を閉め、ファンによる機械換気を実施したり、空調
により冷房を行ったりするのが通例であった。
近年、自然換気の有効性を大きく延ばすことのできるハイブリッド換気というシステムの概念が登場し、幾つかの先駆的研究や提案、IEA
ECBCSにおけるAnnex 35 HybVentとしての国際共同研究が実施されてきている。
ここでは、事例の紹介や、ハイブリッド換気の特徴、設計・制御事例、計画の留意点に関して述べ、ハイブリッド換気の設計への一助とすることを目的とす
る。
(2) 「住宅用ハイブリッド換気システムの研究開発」 山田裕巳(積水ハウス技術研究所)
従来の換気手法は、消費電力量が多いことに加え、運転費の高さから居住者が換気を停止してしまうなどの課題があった。本システムは、住宅の内外温度差を
換気駆動力とした上で、換気量が不足する際には、機械換気を補助的に用いることで、省エネルギーとフェールセーフの両立を目指すものである。実証棟を用いて換気量を測定した内容と運用しているシステムに関して報告する。
参加費 環境工学研究会会員:無料(会員証をご提示下さい)
非会員:2000円(資料代を含む)
申込方法 17年6月23日(木)までに、TEL 又はFAX、E-mailにて、
下記までお申し込み下さい。
(社)空気調和・衛生工学会近畿支部
〒531-0072 大阪市北区豊崎 3-8-11 大阪管工事会館
電話(
06-6373-0675) FAX(
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