環境工学研究会(大阪)
「環境配慮型水処理システム・環境に配慮した排水管更生工法」
主催:(社)空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:(社)建築設備技術者協会近畿支部
日時:平成24年1月20日(金) 15時-17時
会場:キャンパスポート大阪 ルームD+E
大阪市北区梅田1-2-2-400 大阪駅前第2ビル4階 TEL: 06-6344-9560
1.環境配慮型水処理システムについて
報告者 竹田 喜一,中村 勉(須賀工業株式会社)
水資源の有効利用は、省資源化と低炭素社会の実現に向け給排水衛生設備では重要な課題とされており、従来より雨水や再生水の利用による飲料用水の削減を図ってきました。今年の8月「第4回雨水ネットワーク会議 全国大会2011 in 大阪」が開催され、雨水利用事例や諸外国での雨水利用プロジェクトなどが紹介され、水資源の削減については、市民の意識レベルまで浸透していると考えられます。本報告では、建物で使用される水や発生する排水を対象に、薬品を使用せず浄化する水処理システムを紹介します。ノンケミカルである為排水には薬剤が混入する事がなく作業者が微量でも薬剤を吸引する事が防げ、腐敗臭・悪臭を発生しない等、環境に配慮した水処理システムと位置付けられ、使用する水の削減とシステムの長寿命化などに寄与するものと考えています。
2.環境に配慮した排水管更生工法について
報告者 鈴木大輔 株式会社トーセツ(ドリーム開発4社)
近年、ビルやマンションの排水管改修工事では更生工事(ライニング工事)が普及してきましたが、十数年前は配管更新が一般的で、パイプシャフト内の配管を切断・撤去して新管に取り替える工事が主流だった為、居住者は騒音・振動・粉塵に悩まされ、工事中は日常生活が制約される等、不便な生活を余儀なくされてきました。そこで、当社を含めた4社で共同開発に着手し、業界に先駆け排水管更生工法(工法名称:ドリーム工法)の建築技術審査証明書を1999年に取得しました。その後、業界他社でも研究が進められ、現在では様々な更生工法が開発されております。今回の講演では、「ドリーム工法開発の背景、ドリーム工法の基本技術から現場での施工状況、他更生工法の種類、今後の動向」について報告致します。
参加費 環境工学研究会会員 無料
非会員 2,000円(資料代を含む)
申込方法 ご希望の方は、平成24年1月13日(金)までに、下記の申込フォームから申し込み下さい。
(社)空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10ATC/ITM棟11F
電話(06-6612-8857) FAX(06-6616-7098)
Web: http://kinki-shasej.org/ E-mail:office@kinki-shasej.org