建築・設備の分野で様々な展開をみせる省エネルギー技術の最適運用と、その効果の評価・定量化のために、モニタリング・エネルギーマネジメント技術への期待が高まっている。折しも身の回りの様々なモノがインターネットを介して情報を共有し連携するスマート建築の世界が着実に広がり、これらデータの解析・活用が現実のものとなりつつある。
今回は、最先端の省エネ・創エネ・モニタリング技術を駆使して新たな住まい方を提案したエネマネハウスへの取組みから見えるゼロエネルギー建築の展開、クラウドコンピューティングを活かしたインテリジェントBEMSが拓くこれからのエネルギーマネジメントの姿について紹介し、モニタリング・エネマネの最前線とこれからについて考える。
主催:公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部
日時:平成26年7月24日(木)15:00~17:00
会場:ドーンセンター特別会議室
大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500
題目・報告者と内容
1. 「エネマネハウス、ソーラーデカスロンへの取組みから見える近未来」
報告者 林立也(千葉大学)
内 容 千葉大学は先進のエネルギーモニタリングシステムや環境計測装置を導入し、世界の大学による太陽エネルギー利用住宅コンテストであるソーラーデカスロンに二度目の参加を果たした。それらの概要を始め、各国の出場チームの取り組み状況等を紹介する。併せて、住宅のエネルギーマネジメントの今後について、我が国における最先端の実証事業での取り組みについても紹介する。
2.「インテリジェントBEMSが拓くこれからのエネルギーマネジメント」
報告者 岡垣 晃(株式会社日建設計総合研究所)
内 容 ビルの運用段階におけるエネルギー削減は、管理会社に任せきりといった例が多く、体系だった削減手法が確立していないのが現状である。ここでは、インターネットを利用して収集したエネルギー実測値と、シミュレーションツールを用いて求めた空調エネルギー理論値を比較し、理想的な運転に近づけることが可能なインテリジェントBEMSについて、その効果を実施例を交えて紹介する。
参加費 環境工学研究会会員 無料
非会員2000円(資料代を含む)
申込方法 ご希望の方は,ホームページ上の申込フォームから申し込み下さい。
https://kinki-shasej.org/form/form20140507/form.cgi
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10ATC/ITM棟11F
電話(06-6612-8857) FAX(06-6613-7890)
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