環境工学研究会(大阪)
~振興賞技術振興賞の成果報告~
振興賞技術振興賞は、設備の計画・設計・施工に関する業績、開発に関する技術、装置・製品などの発明・考案、施工技術の業績についての表彰であり、今回は近畿支部から技術振興賞3件が選考されました。本成果報告会ではこの3件を紹介します。
主 催 :公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
協 賛 :一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部
日 時 :2014年11月27日(木) 14:00~17:00
会 場 :ドーンセンター 5階 大会議室2
(大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500)
題 目
1)オムロンヘルスケア 研究開発及び本社新拠点
報告者:神谷 麻理子(鹿島建設 株式会社)
内 容:「グローバルNo.1の健康開発医療拠点の実現」を目指し、知的生産性を向上させる「多様な場所の給与的な執務環境の実現と省エネルギーの両立」をテーマに計画された。計画初期段階にて異分野にまたがる研究者のアクティビティ分析を行い、多様な場所の環境性能ニーズを把握し、その実現を図った。設計段階では省エネ技術の具体的な手法を温熱・音・光環境のそれぞれの性能検証を反映させ採用している。さらに、竣工建物に対して効果検証を詳細に行い、「環境性能」「知的生産性」「エネルギー消費」について良好な結果が確認されている。
2)関西大学 高槻ミューズキャンパス
~社会貢献型都市キャンパスを目指した環境・設備計画~
報告者:世利 公一(株式会社 竹中工務店)
内 容:JR高槻駅北東地区開発事業の1つに位置づけられ、一体的なまちづくりとともに進められてきた総合教育施設の環境・設備計画、設計、施工に関するものである。小学校、中学校、高等学校、大学、大学院、生涯学習センターを一つの建物に併せ持つ総合教育施設で「社会貢献型都市キャンパス」を目指し、多くの施設を地域開放するとともに、災害時には防災拠点となるべく、避難所機能を備える計画となっている。
3)京都水族館における環境共棲技術
報告者:斧田 浩一(大成建設 株式会社)
内 容:「環境モデル都市」にふさわしい環境配慮型内陸型水族館を目指し、省エネルギー、環境配慮技術を採用、その実績検証を行ったものである。国土交通省が支援する「住宅・建築物省CO2先導モデル事業」に採択され、環境負荷低減の他、日本初の全量人工海水で運営する内陸大規模水族館を実現し、水処理に関しても最先端技術が導入されている。
参 加 費 環境工学研究会に登録されている方 無料
一般 2,000円(資料代を含む)
申込方法 ご希望の方は、2014年11月20日(木)までに、ホームページ上の申込フォームから申し込み下さい。
https://kinki-shasej.org/form/form20140909/form.cgi
公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F
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