環境工学研究会(大阪) 次世代のスマートシティを考える

スマートシティが現実のものとなりつつあり、ICTを活用したモニタリング・エネルギーマネジメントや熱・エネルギーの相互融通がその実現を支える主要技術として注目されている。今後、この分野では更なる規制緩和や制御技術の蓄積が期待され、次世代の建築・都市においては、熱・エネルギーが面的もしくは立体的に相互融通され、多棟のコミュニティ規模で高度に連携し平準化された姿が想像される。

今回は、実現しつつあるスマートシティの潮流と熱・エネルギーの相互融通を支える技術に注目し、スマートシティ開発の現在地とそれを支える要素技術、ならびに建築・都市スケールでの熱融通への応用を見据えた超電導技術に端を発する真空断熱管を用いた熱輸送、を紹介し、スマートシティの未来について考える。 

 

主催:公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部

協賛:一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部

日時:平成27年7月31日(金)15:00~17:00 

会場:ドーンセンター大会議室1 

   大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500

 

題目・報告者と内容 

1.「建築・都市の熱融通への応用を見据えた長尺真空断熱管による熱輸送」

報告者 八木 正史(古河電気工業)

   内 容 古河電工は超電導技術の研究と事業を50年以上継続している。超電導の世界では極低温状態を如何に維持するかが大きな課題であり、高性能の真空断熱容器や断熱管が必須となり、今まで開発を進めてきた。今回紹介する真空断熱管は一般の断熱管の1/100以下の低熱侵入、数100m以上の長尺、軽量、コンパクト、曲げ耐性を有している。LNGや最近話題の液化水素といった液化ガスの輸送や冷熱利用が可能と考えており、その適用可能性について紹介する。

 

2.「スマートシティを支えるエネルギーインフラの動向」

報告者 山村 真司(株式会社日建設計総合研究所)

   内 容 スマートシティは実証段階から実現化にシフトが始まっており、実現可能性の視点から見た需要側と供給側のバランスのとれたエネルギーインフラ計画が一層求められつつある。nZEBに代表される個別の省エネルギー徹底化と、地域エネルギーポテンシャル事情等を踏まえた高効率な面的エネルギーシステムの融合の可能性について、柏の葉キャンパスシティや海外スマートシティ検討事例などをもとにその計画論を解説する。

 

CPDポイント 1時間1ポイント(休憩時間は除く)

参加費   環境工学研究会に登録されている方 無料

            一般2000円(資料代を含む)

 

    申込方法  ご希望の方は、平成27年7月17日(木)までに、ホームページ上の申込フォームから申し込み下さい。

    https://kinki-shasej.org/form/form20150501/form.cgi

 

公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部

電話(06-6612-8857)   FAX(06-6613-7890)

    E-mail:office@kinki-shasej.org


お申し込み終了
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