環境工学研究会(大阪) 「睡眠に影響を及ぼす環境要因」

環境工学研究会(大阪)

「睡眠に影響を及ぼす環境要因」

 

睡眠は、健康維持の為に重要であり、住居内や宿泊施設などで最も長時間持続して行われる行為でもある。睡眠の機序や睡眠時の生理や心理に関する研究が進み、周囲の光、熱、空気、音などの生活環境が、睡眠に大きな影響を与えることが明らかになってきており、睡眠のための室内環境整備の重要性が言及されつつある。本研究会では、睡眠環境に注目し、光、香りの睡眠への影響に関する研究を報告して頂き、健康影響と省エネルギーを視野に入れながら、在室者のための環境整備について考える機会としたい。

 

主催:公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部

協賛:一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部

日時:平成27年10月30日(金) 15時~17時

会場:ドーンセンター大会議室3

   大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500

1. タイトル:香りと睡眠

   報告者 大平雅子(滋賀大学 教育学部 健康科学研究室)

   内 容 香りの効能は、近年、心理学または生理学の分野で実証的に研究がなされ多くの知見がもたらされている。しかしながら、これまでの研究は脳・中枢神経系や自律神経系に対する効果を評価したものが大半であり,内分泌系に対する効果は未だ限定的であり統一的な理解はなされていない。これに対し、我々は独自の実験系を構築することで、従来の指標に内分泌系を新たな指標として加えることを可能とした。本報告では、就寝中の香り呈示が心身に及ぼす影響について報告する。

 

2. タイトル:光環境と睡眠

   報告者 小山恵美(京都工芸繊維大学 情報工学・人間科学系 生理環境工学研究室)

   内 容 眼球から大脳視覚領域に伝わる途中で分岐した光の信号は、総じて覚醒方向の生理作用を視覚情報処理とは無関係にもたらすことが知られている。したがって、良質な睡眠確保のために、朝は目覚めを助け、日中は覚醒維持のために光を活用し、夜には余分な覚醒作用を生じないよう不必要な光を減らし、就寝時はできるだけ暗い環境を確保することが、光環境整備の原則である。また、光の量だけでなく分光分布にも留意する必要がある。

 

参加費    環境工学研究会に登録されている方 無料

       一般 2,000円(資料代を含む)

申込方法     ご希望の方は、平成27年10月23日(金)までに、ホームページ上の申込フォームから申し込み下さい。

 https://kinki-shasej.org/form/form20150807/form.cgi

公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部

〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC/ITM棟11F

電話(06-6612-8857)FAX(06-6616-7098)E-mail:office@kinki-shasej.org


お申し込み終了
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