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環境工学研究会No.301「BIMと建築設備のこれから」

建設市場の縮小局面を迎えた今日、技術の伝承と同時に空気調和・衛生設備分野を含む建設業界の業務プロセスの見直しが求められている。その中で、建築、環境設備の設計・施工を高度に合理化するための手法として、建築プロジェクトの企画から設計・施工、運用維持管理、解体までのライフサイクルでの建築環境設備データの作成と管理を効率的に継続するBIM(Building Information Modeling)の活用に期待が高まっている。
 空気調和・衛生工学会では、平成24年3月に21世紀ビジョンを策定し、実現のための提言の一つとして、「BIMを中心とした高度合理化のための基盤整備」を掲げて、重点課題として取り組んでいる。そこで今回は、BIMと建築設備の現在地と展望、BIMを活用したプロジェクトマネジメント、環境・設備設計における実際の展開について紹介し、BIMと建築設備のこれからについて考える。

主催:公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部

日時:2012年7月27日(金) 15時-17時
会場:大阪市北区梅田1-2-2-400 大阪駅前第2ビル4階

1.「BIMと建築設備」の現況と展望 

 BIMとは何か、BIMの必然性について簡単に触れ、世界と日本におけるBIMの状況について述べる。21世紀は建物の環境性能が問題になる時代であり、BIMは建物の環境性能を設計時に評価し、向上させるのに役立つシステムである。それと同時にBIMの普及に伴い建築モデルデータを共通化するための国際規格の策定が進んでいるところである。BIMと環境性能レイティング・システム(LEED、CASBEEなど)、ならびにデータの共通化へ向けた動き、BIMと設備設計の現状と課題、近未来の展望について報告する。