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環境工学研究会No.327「高齢者福祉・医療施設における臭気対策の最先端技術」

平成27年国勢調査結果では、高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)が初めて25%を超え、26.7%に達したことが明らかになった。今後ますます少子高齢化が進む中で、医療・福祉施設では、法令や施設の環境整備が急務であると言える。特に、病院内では、省エネルギー化が推進され換気量が最小限で設計される一方で、臭気問題が課題とされている。本研究会では、病院施設において必要不可欠な臭気対策についての最新技術を紹介するとともに、今後の医療・福祉施設の室内環境のあり方について議論する。

主催:公益社団法人 空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:一般社団法人 建築設備技術者協会近畿支部

日時:2016年10月21日(金) 15時~17時
会場:ドーンセンター 大会議室1
   大阪市中央区大手前1丁目3番49号 TEL: 06-6910-8500

1.   半導体センサーを用いた局所換気による脱臭システム
       報告者 山口 一(清水建設(株)技術研究所)

         内 容 室内に悪臭が発生した場合、窓開け換気では冷暖房負荷が増加し、一旦室                    内に臭気が拡散すると空気清浄器などを用いても完全に脱臭することは困難でした。我々は、半導体センサーにより、発生と同時に臭気を感知し、迅速に換気風量を増加させることで、臭気が室内に拡散する前に局所的に屋外へ排気する脱臭システムを開発しました。半導体センサーの信号を建物設備管理システムに送ることで、臭気の発生や脱臭効果を見える化して 把握でき、建物管理にも役立ちます。今回は、病室の事例を中心に解説します。

2.   消臭抗菌性繊維の介護医療分野への応用
         報告者 水谷 千代美(大妻女子大学 家政学部被服学科)

         内 容 高齢化が進むわが国では、寝たきり高齢者人口が福祉先進国に比べて多い。寝たきりの状態になると、ベッド上で生活するために、排泄物の臭い、体臭などの悪臭が発生し、被介護者は皮膚疾患、褥瘡などの問題が生じる。本講演では、介護施設や病院における現状についてまとめ、問題点を解決するために必要な繊維の性能と介護用品への応用について言及する。

参 加 費      環境工学研究会に登録されている方 無料
           一般 2,000円(資料代を含む)