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環境工学研究会No.348「新しい生活様式と都市環境」

厚生労働省のホームページでは「新しい生活様式」の実践例として、(1)一人ひとりの基本的感染対策、(2)日常生活を営む上での基本的生活様式、(3)日常生活の各場面別の生活様式、(4)働き方の新しいスタイルが挙げられている。これらの生活様式の変化は、様々な形で建築、都市の環境、設備に影響を及ぼす(既に及ぼしている)と想定される。

 そこで今回は、「新しい生活様式と都市環境」をテーマとして、既にニュース等でも話題になっている、マスク着用と熱中症、在宅勤務とエネルギー消費、ビッグデータの利用、をトピックスに取り上げて各専門の先生方に講演頂き、ともに考える機会とする。

主催:(公社)空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:(一社)建築設備技術者協会近畿支部

日時:2020年10月16日(金)15時~17時
会場:ZoomによるWEB配信

講演題目・報告者・内容

1.マスク着用の暑熱環境への適応に与える影響

  報告者 吉田伸治(奈良女子大学)

  内 容 新型コロナウィルスへの感染対策のためのマスク着用への配慮が求められている。マスクの着用は、感染対策として有効である反面、顔周囲における熱・空気環境の形成に大きく作用し、特に顔周囲の熱気の滞留による暑熱環境の悪化が懸念される。そこで、本発表ではこのマスク着用による夏季の不均一暑熱環境の形成メカニズムを参加者とともに検討したい。

2.在宅勤務によるエネルギー消費の変化

  報告者 山口容平(大阪大学)

 内 容 本報告では大阪大学が開発している民生家庭部門、業務部門のエネルギー需要推計モデルを用いて、在宅勤務の普及に伴うエネルギー消費量の変化を評価した結果を報告する。住宅、オフィスビルのエネルギー消費の増減を定量化するとともに、生活様式の変化を機会としてとらえ、オフィスビルの減床によりもたらされるエネルギー消費削減効果を定量化する。

3.ビックデータによる人流分析とデータ利活用型都市マネジメントの方向性

  報告者 川除隆広(日建設計総合研究所 理事)

 内 容 ビッグデータ、IoT、AI…いずれも世界的規模で進展する情報技術の呼称である。都市・建築領域において、これら高度な情報技術の活用が期待されている。次世代の都市生活・まちづくりの高度化は、データをいかに使いこなすかにかかっている。ここでは、ICTを活用した良質な都市マネジメントは、飛躍成長する情報技術を、いかに都市マネジメントのPDCAサイクルに組込むかがポイントであるとの視座のもと、データ利活用型都市マネジメントに必要な視点とビッグデータの利活用の方向性を紹介する。

参加費:環境工学研究会会員無料,非会員2,000円