睡眠は休養に必須であるだけでなく、記憶・気分調節・免疫機能の増強など、さまざまな精神機能や身体機能に関連しており、健全な暮らしを送るために重要な行為である。一方、日本人の睡眠時間は諸外国よりも短く年々減少しており、コロナ禍や自然災害の増加などでストレスが増加している現代において睡眠の重要性を見つめ直す必要がある。そこで今回の研究会では、日常の睡眠環境と災害時の避難所での睡眠環境のそれぞれが人に及ぼす影響について講演していただき、今後の睡眠環境を考える機会としたい。
主催:(公社)空気調和・衛生工学会近畿支部
協賛:(一社)建築設備技術者協会近畿支部
日時:2021年10月19日(火)15時~17時
会場:ZoomによるWEB配信
講演題目・報告者・内容
1.環境要因と被験者の体動及び心拍変動が主観的睡眠感に及ぼす影響
報告者 太田周彰(近畿大学)
内 容 睡眠の質の向上は、現代社会において大きなテーマである。日常に近い睡眠状態を把握するために身体の拘束を伴わないマットセンサを用いて被験者の体動と心拍数を測定した。得られた生理データと睡眠時の温湿度・二酸化炭素濃度の環境要因がアンケートで調査した主観的な睡眠感に与える影響について報告する。
2.避難所模擬環境が睡眠時の人体に及ぼす影響
報告者 都築和代(関西大学)
内 容 近年、自然災害が頻発し、一時的な避難だけでなく、避難所での生活を余儀なくされる場合が増えており、停電等により冷暖房が使えず、寒い、眠れない、物音が気になる等の訴えが報告されている。本報告では、これまでの避難所を想定した実験的研究を概括するとともに、実験等により得られた結果を報告する。
参加費:環境工学研究会会員無料,非会員2,000円
